自分のやりたいことについて真剣に考えてみた(ボードゲーム編)
はい。
昨日こんなんやりたいという記事を書いたら、ありがたいことに反応してくださった方がいて、めちゃタメになったので、
「これは言ったもん勝ちやな!」
と味をしめたむぎ茶がやりたいことを書いていきます。
あとはやりたいことを自分の中で明確にするという目的もあります。
ボードゲーム作りたいと思った経緯
当方、2020年4月からコロナ禍の影響でガンプラに手を出しまして。
なんやかんやハマっちゃって道具とかプラモとか揃えていざ塗装!という段階でエアブラシ使えない環境というおうち事情にぶち当たりまして。
まあ元々絵も描いてるし、筆塗りでやってこうとなったわけです。
したらもうめちゃくちゃ楽しいんですよ。
ちょうどエディオンさんで筆塗りコンテストもやってたのでエントリーしたらまさかの特別賞。まだ三作目ぐらいなのに!?ありがとうございます。
それでオラもっと筆塗りしてえ!と思って色々調べてたらせなすけさんが筆塗りしたウォーハンマー作品に行き着きました。
造形細か!いかつ!ちっさ!こんな文化あるの!?と驚きの連続でした。
ウォーハンマーはミニチュアゲームというジャンルで、集めたコマを塗って(塗らなくてもいい)戦わせるボードゲームの一種らしいです。
塗ってよし、集めてよし、遊んでよし。
その頃TRPGを遊ばせてもらってて、アナログゲーム楽しいじゃん!となってた自分にとってそれはとても魅力的でした。
それでも手は出しませんでした。
理由はデザインのいかつさ。
要するに好みではなかった…ということです。
筆塗りしてえ…でもウォーハンマーはちょっといかつい…でもいい文化だから取り入れたい…。
…じゃあ、自分で作ったらいいんじゃね?
そういうことです。
何したらええんやろ
作るかー!と思い立ったはいいものの、早速何から始めたらいいのかわからん問題にぶち当たりました。
そこで、「ボードゲーム 作り方」でググって、こちらの記事に辿り着きました。
ボードゲームってどうやって作るの? ゼロから販売まで、全部解説。【2020/08追記】|ミヤザキユウ/ボードゲームデザイナー|note
…できるんかこれ…?
当時の自分は仲間なし、技術なし、金なしとないものだらけです。
とにかくないものを埋める必要があった。
で、先に技術を磨こうと。
自分一人で作ろうと思ってましたね。
ガレージキットとかプラモとか、自分で作ってみようと試行錯誤してました。
でも問題は、ボードゲームって仲間がいないと遊べないんですよ。
一人でできることにも限界あるし。
友達いねえよ!どうする!?
とエディオンの人に聞いたらなんやかんやでHMC(ヒロシマモデリングクラブ)に見学来てもいいよってことになりまして。
今ここです。
これからどうするか
今考えてるのは以下の通りです。
こんな感じです。どう?(どうと言われても…)
ちなみに「自分で作ったものを売る〜」という件に関してはこちらでやってます。
作るの楽しい。
売り方わからん。
絶賛勉強中です。
でも、今自分に必要なのは人と経験じゃないかって思ってます。
なので直近にボードゲーム遊んでみようと思います。カタンとか楽しそう。ウォーハンマーも遊べたらいいんだけど。
あと、「こんなんやりたい」って人に言うのめっちゃ勇気いります。
こないだプロの方にハンドメイドの作品を考えてて売上はこんぐらいを考えてます〜って言ったら
「これでその値段は厳しい。他のことをやった方がいい」
とバッサリいかれまして、正直心の中で泣きましたし、なんなら夜思い出して号泣しましたが、やりたいことは変わらないので今も色々やってます。
「無理」とか「売れない」とか言われても、私が欲しいから作るので、それを形にできたら結果がどうであれ満足できると思ってます。
ビジネスの世界じゃボッコボコですけどね!
だから頑張って「こんなんやりたい」って言います。
そんな感じです。
ボードゲーム関連の情報や「こんなんやったらいいんじゃね」みたいなのがありましたら、ご連絡いつでもお待ちしてます。
人生なんもわからんけど、ボードゲーム作りたい
はい。
自分が何をしたいのかよくわかりません。
そんなにネガティブな話ではないです。「人生わかんね〜な〜」と斜め上を見てぼんやり考えてるだけですね。意味もオチもありません
より良く生きるってなんだろう
こないだ、中田のあっちゃんが『エッセンシャル思考』という本について解説してる動画を見ました。
【エッセンシャル思考①】いそがしすぎる人々へ(Essentialism) - YouTube
本はこっち。読みたい。
「より少なく、しかしより良く」ですってよ。
思考のミニマル化ってやつですかねえ。非常に魅力的です。今この瞬間に集中できる人生って楽しそう。
パレートの法則ってのを初めて知りました。8割の努力は無駄なことに使ってるってやつ。なるほど納得。
ただ、2割の使うべき努力に集中したら、その2割の中の8割が余分な努力になっちゃうみたいな現象って起きるんですかね。マトリョーシカみたいな。いや、これ以上考えたら頭が爆発するのでやめます。
あとは動画の中で気になったのが、「本質的目標」っていうやつ。
一般的か、具体的か。刺激的か、平凡か。
刺激的かつ具体的な目標が、「本質的目標」に当たるらしいです。
自分の本質的目標ってどんなだろうって考えました。空白の、というか虚無の時間に。コーヒー飲みながらノートに向かいました。
今やりたいことは、「2023年までに自分が企画、デザインしたボードゲームを作る」っていうやつですね。
…あと2年!?
コーギー作ってる場合じゃないのでは?!
ただ、自分みたいなぽっと出の素人っていうのは、とにかく実績がないんですよ。
芸術学部卒業といっても大学時代の自分なんて人間として形を留めてたかどうかすら怪しいし、これといった成功事例がないんですよ。
なので、まずやるべきは実績作りなんかなって。
まずは自分が作ったものを売るという経験を積み、プラモ制作で技術を磨く、みたいなのを今年はやっていこうかなって感じです。
うーん、このやり方で合ってるのかしらん。もっと最短でいける方法があるとしたら、周りを巻き込むってことでしょうかね。
企画書を作っていろんな人に見てもらうとか。自分で全部やるんじゃなくて、できる人にできることをやってもらう方式。
……一緒にやってくれる人いるのか…???
こうしてまた迷う日々が続くのであった…。
ロジカルに生きられない
しかしまあ自分みたいな、ロジカルとは対極の位置で生きてきた人間としては、なかなか実現が難しい。実行しても身につかない。続けられない。
こうして無駄なことばかりして、人生の意味もわからぬままアラサーになってしまったわけですが。
一応、人生のチェックポイントというか、区切りを2023年に定めてます。
その時には28歳。ガチアラサー。いろいろなことを決めるタイミングとしては妥当かなあと。
未来と他人と自分の損益バランスを考えて行動するのが非常に難しい。
好きなことを取るか、健康を取るか、家族を取るか、お金を取るか……。
そういったことはパートナーが非常に得意なのですが、思考法が非常にロジカルなので自分には「そこまで一瞬でたくさんのこと考えられん!!!!」となって終わります。
何が言いたいかわからんけど終わる
塗ってよし、集めてよし、遊んでよし。
ウォーハンマー自体にはデザイン的な意味であんまり興味を惹かれないんですが、遊び方に選択肢があるシステムはマジでいいなと思ってて。
なんで日本には、そういうのがないんだろう?と思ったのが事の始まりです。
いかつくない、もっとアニメ寄りというかデフォルメされたウォーハンマーみたいなのがあったら、もっといろんなお客さんを呼び込めるんじゃね?みたいな。
なんかめちゃくちゃになってきたので終わります。
漆塗りMGエピオンを作りました
はい。
制作期間3ヶ月、MGエピオンがようやく完成しました。
コンテストに出したろ〜と思って軽い気持ちで始めましたが、やはりというか思った以上というか、非常に難儀しました。
手を入れたところ
- 赤、黒パーツに本漆を使用
- メタリックパーツにシタデルを使用
- 緑クリアパーツはエアブラシ使用
つまるところ、ほぼ筆塗り全塗装です。
それ以外はあまり手を加えてません。MGなので合わせ目も少なく、やらなくてもまあいっかという気持ちでやりました。
改修より塗装・素材で勝負してる感じです。高級食材の素揚げみたいな。
色々考えたんですが、ディテールがしっかりしてて素組みでも十分かっこいいので、その方が映えるかなと判断して制作しました。あとこれ以上やったら絶対締切間に合わない。
いきさつとか
きっかけはエディオンガンプラコンテストの告知でした。しばらくガンプラ作ってなかったしやるか〜と思ってやることにしました。
で、何作ろうかな、と。
せっかくだから普通に作るよりなんか尖ったもの作ってビックリさせたいなという思いがありました。
そこで選んだのが、漆です。
大学で専攻していたため、工程はわかりますし、やってる人もあまりいません。レア感増していいんじゃね!?と言う軽い気持ちでした。
以前人に漆をやってたというと「ガンプラに塗ってや!」と言われたこともあり、いつかやってみたいなと思ってたことだったので、今回行動に移すことにしました。
伝統工芸の技術云々や、廃れつつある漆に興味を持ってもらいたいみたいな気持ちは、まあ少しはあったかもしれませんが、正直そこまで考えてませんでした。
「カッコいいものに良いもん塗ったら超カッコいいんじゃね!?」ぐらいの薄さです。
で、エピオンと天ミナが赤と黒でカッコいいなと迷い、どっちがいいか友人に聞いたところ即答で「エピオン」と言われたのでエピオンにしました。
今思えば、漆をやってた頃から数年のブランクがあったため、漆塗りの大変さを忘れかけてたからできたことかもしれません。
漆ってなんぞ
そもそも漆という塗料のことを知っている人はあんまりいないと思います。
伝統工芸のお椀や箸に塗られてるアレです。
漆は「ウルシノキ」という名前の樹木から採れる樹液です。触るとかぶれます。
なんとなく知ってる方は、漆の色は黒や赤のイメージが強いと思います。
元の色はクリームっぽい、明るい茶色です。とったままの状態の漆のことを生漆と言います。これは下地とかに使います。
細かいことは省きますが、この生漆を精製して鉄分を混ぜると、化学反応で真っ黒い漆ができます。呂色漆って言います。
「漆黒」って言葉がありますが、これは呂色漆の黒から来てるんですね。
他にも顔料を混ぜた色漆っていうのがあります。白の顔料を混ぜた白漆ってのもありますが、漆の元の色があるので完全な白ではないんですよね。
漆塗りってどうなん
それらの知識を踏まえて、ガンプラ漆塗りの工程をば。
とりあえず表面処理です。ゲート処理やヒケの処理をします。
今回は240→400→600→800で処理しました。
完成した後だからわかるんですが、そこまでしっかりやらなくてもよかったですね。
というのも、筆塗りなんでどのみちムラはできるし、漆って塗膜がなんていうか、厚みがあるのかふっくらするのでピシッと直線的にはならないんですね。有機的というか。
なのでこれにかけた1ヶ月は割と無駄でした。つらい。
でもサフの食いつきを良くする必要があったので、全くいらない作業ではなかったのが救いです。
洗って乾かして仮組みとかしました。
シタデルカラーも塗りました。
これもこれでクセがあるんですよね。まだ全然慣れません。でも楽しい。
下地を吹きました。
正直、プラスチックに漆を塗るのは初めてだったので、下地を吹くべきか否かわかりませんでした。
そこでテストピースを使ってプラに直接塗ってみたのですが、見事に剥がれました。
でもサフ何使ったらええんやろと思い店員さんに聞いてみたら、こちらをおすすめされました。
ホイホイ買いました。
結果いい感じになったのでよかったです。というかこれじゃないとダメだったぽいことが後でわかります。
そんなこんなで呂色漆を塗りました。
漆塗りの工程では下塗り、研ぎ、中塗り、研ぎ、上塗り、という感じで最低3回は重ねるのですが、今回は黒パーツは2回しか重ねてません。赤に至っては一発勝負です。
なぜなら研ぎが思った以上に難しかったからです。細かすぎる。多すぎる。諦めです。
でも意外といい感じになったのでよかったです。
無論ダメなところもあります。ゴミが死ぬほど入ってる。
漆は基本刷毛塗りです。これをいうと毎回びっくりされますが、漆塗り用の刷毛には人の髪の毛が使われてます。
でも今回はパーツが細かいので普通のタミヤのナイロン筆を使いました。
刷毛塗りの時は、仕立てとして刷毛の中のゴミを出すため、糊をつけてヘラで突き出すという工程を茶碗一杯分やるのですが、それも省きました。
それもあってすごいゴミがキラキラしてます。つらい。
赤パーツも塗りました。呂色漆は半艶ですが、赤の漆は油が入ってる朱合漆を使っているので艶があります。
ここで失敗しました。写真は同じ時間と条件で塗ったパーツです。色と艶が違います。
漆はある程度の温度と湿気、空気が動かない場所でないと乾きません。
ラッカー系などの溶剤が揮発して乾くのとは原理が違います。どっちかというと酸素と結合して硬化するシタデルと似た原理かもしれないです。
異なるのは硬化時間。漆は一定の温度と湿度で最低2日以上置かないと乾きません。なんて手のかかる子なの!
で、何が言いたいかというと、今の時期は乾燥してますよね。湿気を足そうとしてお湯を沸かしてパーツを乾かしてる衣装ケースに鍋ごとぶち込んだんですね。
そしたら表面が急に乾いて、本来の艶がある塗面ではなく曇った塗面になっちゃったんです。
あと内側の漆が乾かないまま表面だけ乾くと、塗膜がよれてしわしわになります。なりました。これを「ちぢむ」といいます。画像はきもいので撮りませんでした。
マジで心折れそうになりましたが、ヤスリで研いで塗り直しました。
上手くいったパーツがこちらです。
乾いたばかりの赤は暗めの色ですが、経年変化で明るくなります。「色が冴える」ってやつです。一発勝負にしたのでエッジの下地が透けてますが、これはこれで好きです。
後日、武器パーツも別個で作ろうとしてたんですが、違う下地を吹いたからか全パーツの塗面がざらっざらになってました。久々に本気で泣きました。
ここで心が完全に折れて放置してます。
完成ということにした
そんなこんなでできたのがこちらのエピオンです。
かっこいい。
漆特有の赤と黒がいい感じになってると思います。
トップコート無しでこの艶感です。さすが伝統工芸の名をほしいままにしているだけはありますよ。
でもぶっちゃけ言うと、趣味でやるもんじゃなかったですね。
めっちゃ大変でした。漆も安くないし…。
でもかっこいい…でもほんとは沈金とか蒔絵とかもやりたかった…でも…。
未練もありますが、数年ぶりに触った漆作品にしてはちゃんと完成までこぎつけられたのでよしとします。
次何を作るかは未定です。積んでるのも結構あるしやってみたいことも色々あるけど、結構燃え尽きてます。やれやれだぜ。
MG F91を作りました
はい。初めてのMGです。
せっかくだからかっこいい機体をじっくり作ろうと思って選びました。
お腹や背中のメタリックが映えますね。
今回やってみた加工は以下の通りです。
- 基本工作
- グレーパーツをシタデル(リードベルチャー)で筆塗り
- スジボリ
- デカールを説明書通りにはる
フレームやグレーパーツをメタリック塗装すると一気に締まって好きですね。
あとカーバイトを買ったのでスジボリにも挑戦してみました。
以下はやってみた感想です。
良かったこと
- スジボリの感覚がわかった
- メタリック塗装カッコいい
- F91カッコいい
何事も経験ですね。
スジボリに関しては「撫でるように」という知識があったので恐る恐る彫っていたのですが、どうも貧弱な私が優しくやると浅くなっちゃうみたいです。心持ち「溝を彫る」という勢いでやったらうまくいきました。力加減に関してはやってみないとわかりませんねー。
あとは組み立て後のF91はほんとにカッコいい。ちまちま塗ったかいあって、メタリック感もいい感じに出てくれました。細かい塗り分けもやろうと最初は思ってましたが思ったより分けるところがなかったのでやめました。
残念だったこと
- シタデルの濃度?表面処理?がうまくできてなくて弾いちゃった
- つや消しを厚く吹きすぎて墨入れが盛大に滲んだ
- トップコート中に足おっことしてウワー‼︎
全部自分の失敗ですね。
弾いたところには塗料が乗らず、乗ってる所だけ乾いてあとで塗り直したら膜厚の差で変な模様が浮かんできちゃうという……。
今まで細かい所にしか塗ったことがなかったから広い範囲に塗るとこういうことになるんだな、と。勉強になります。
墨入れが滲む現象はしばしば起きてたのですが、今回はかなり目立つレベルでやばいです。
原因をググったら「トップコートを厚く吹き過ぎ」みたいです。
確かに途中で缶を交換したから、力が暴走しましたね。
塗装の支えはしっかり差しましょう。かなしいことになるので。
今回はいつもより失敗が多かったので、観賞用として楽しむことにします。
いいんだ、カッコいいから……。